ドーム スリット部 の メンテナンス
2004.08.15
もてぎ天文台のドームも13年目を迎い、最近スリットの開閉が重くなってきました。
そこで ニッシンドーム様 へメンテナンス方法についてメールしたところ
【 ニッシンドーム様 回答 】
「ベアリングの中に錆が入っている可能性もあります。
計 8ヶ所のベアリングの中へCRCを注入し、スリットを何度も開閉するとその錆で固まった部分も治ると思います。」
とのこと、早速メンテナンスしましたので作業工程を写真で説明します。
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A |
B |
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用意するものは 潤滑剤 と ティッシュ KURE CRC 5-56 274円 |
スリット上部は脚立に乗っての作業 |
はじめて見た上部のベアリング と レール |
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C |
D |
E |
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結構 ホコリで汚れています。 |
先ずはレール(ステンレスの丸棒) の汚れを取ってから |
ベアリング部に潤滑剤を注入し スリットを何度も動かし |
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F |
G |
H |
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レールの汚れを拭き取る |
このようにレールがピッカピカ |
次はスリット下部です。 |
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I |
J |
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下部中央部のベアリングとレール |
両サイドに1個ずつ |
上下で 合計8個です。 |
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L |
M |
N |
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ベアリングの下にティッシュを置き ベアリングに潤滑剤を注入し汚れを洗い流す。 |
何度も開閉しレールの汚れを拭き取る |
清掃に使用したティッシュと汚れ |
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O |
指一本で開閉可能 1991年 建設当初(13年前)の動きにもどりました(^^) |
【 作業を終えて 】
簡単な作業でしたので4年に一度(オリンピックイヤー)に作業しようかと思います。
ニッシンドームのスリット開閉部のベアリングとステンレスレールは乾式です。
よって、潤滑剤は錆・汚れ取り効果を重視した KURE CRC 5-56 を使用しました。
レールの油分は限りなくティッシュで拭き取りましょう。 油分が残っているとホコリが付きやすいからです。
まー残った油分は時間と共に蒸発しますので問題ありません、 適当に・・・
グリス系潤滑剤 は 禁止!!
グリス系の潤滑剤はその時は良いのですが後日、ホコリが付きやすく短時間で重くなる可能性があります。
ニッシンドーム様 いつも早々なる回答&アドバイス ありがとうございます。
File-01 天文台建設 : File-35 雨漏れのメンテナンス
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2004.08.16 作成 |